陸マイラーさんには必須アイテムソラチカカード(ソラチカルート)
今さらかんがありありですが、陸マイラーになるためには必須の知識です。ここではおさらいと自分への議事録として
1.ソラチカルートとは
ソラチカルートとは、東京メトロのポイント「メトロポイント」から「ANAマイル」へポイントを移行するときの通称の呼び方です。ソラチカカードの所有者が利用できます。
使用した移行ルートは×0.9倍です。東京メトロのポイントが1000の場合はANAマイル900マイルに変換できます。
2.ソラチカルートを使用するための必須カード
ソラチカルートはソラチカカードを所有している人のみが利用できるポイント移行サービスです。ソラチカルートを使用するには、第一の手順としてクレジットカードを持つ必要があります。ソラチカカードです。
ソラチカカードの正式名称はANA To Me CARD PASMO JCBで、ANA(全日本空輸)が提供しています。ANAカードの一種でJCBが発行しているクレジットカードです。
ちなみにソラチカという名前は、ANAカードという意味での「ソラ(空)」と東京メトロPASUMOの意味「チカ(地下)」が合体していることを表しています。
3.ソラチカカードのスペック(補償はポイント制度について)
ソラチカカードの基本的なスペックをご紹介します。
正式名称
ANA To Me CARD PASMO JCBカード
・年会費:2,000円(税別)
※ただし、初年度は年会費無料
・海外旅行損害保険:最高1,000万円
・国内航空傷害保険:最高1,000万円
・ショッピングガード保険:(海外)最高100万円
・決済時マイル還元率:原則0.5%(移行手数料5,000円を支払えば1%)
基本的なスペックは一般のANAカードとほとんど変わりません。決済時マイル還元率に関しても
他のクレジットカードとあまり変わりません。移行手数料を5,000円払えば1%になりますが、ANAワイドゴールドカードやダイナースプレミアムカードであれば、移行手数料や還元率の面で優れているので、ソラチカカードの良さがあまりありません。
ただし、ソラチカカードの特徴でもあるPASUMO機能が付いているという点から、飛行機は利用しないけれど、電車は利用するという人にとってはおすすめです。
・オートチャージ機能も付いているので、チャージする不便さがない
・メトロポイント(乗車ポイント)が貯まる。
※1乗車につき、平日は5ポイント、土休日は15ポイント
このメトロポイントは東京メトロの機能のみが付いているTo Me CARDカードでも加算されますが、1乗車につき平日は2ポイント、土休日は6ポイントです。ソラチカカードにすることによって、このポイントの付き方も2.5倍になります。
また、ソラチカカードには家族会員制度が設けられています。家族会員の場合、年会費1,000円(税別)で家族カードが発行されます。使用料金に応じてポイントが貯まるのは本会員と同じですが、一部の特典がつきません。詳しくは後の項目で説明します。
4.ソラチカルートの使い方
ソラチカカードでポイントを大量に貯めたい場合、方法はいくつかあります。
・ANAやその関連会社の飛行機に乗る(乗りまくる)
・電車に乗る(乗りまくる)
・ショッピングでカードを使う(使いまくる)
上記に敢えて書きましたが、「乗りまくる、使いまくる」を実行しない限り、大量にポイントは貯まりません。これらは全て、ポイント以上の料金を支払ってポイントを貯めていくことになります。つまり、莫大な金額がかかるということです。
では、ポイントはあくまでおまけなのか、というとそうではありません。飛行機に乗らなくても、電車に乗らなくても、もちろん大量の買い物をしなくても、ポイントやマイルを貯めていくことが可能なのです。それが「陸マイラー」と呼ばれる人たちです。
ポイントの最も効率的な貯め方をご紹介します。それは「ポイントサイトを利用すること」です。ポイントサイトとは、ネットを介して買い物をしたり、サービスを利用したりすることで、正規nホームページから申し込んだ時に付いていないポイントが加算されていきます。
様々なポイントサイトがありますが、大手有名サイトのハピタスを例に見ていきましょう。
ハピタスのサイトを通して買い物やサービスを利用することでポイントが貯まります。そのポイントをメトロポイントへ交換、移行することができます。10,000ポイント(10,000円相当)を貯めた場合、メトロポイント10,000(10,000円相当)に交換できるのです。
実際には、交換手数料が発生しますので、交換するたびに多少は目減りしますが、有効ポイントに対しては微々たるものです。
また、嬉しいことに交換手数料も工夫をすれば無料することが出来るようになりました。2016年7月にハピタスから「.money(ドットマネー)」への交換ルートが構築されました。.moneyはメトロポイントへの交換手数料が無料です。ハピタスから.moneyを経由してソラチカルートへポイントを移行すると、手数料も無料になり、貯めたポイントがそのままソラチカポイントへの移行できます。
ソラチカポイントからANAマイルに交換する時は1倍ではなく、0.9倍ですが、それでもポイントサイトで貯めたポイントが大量のマイルに変換できるのはとても嬉しい話です。
これまでの話をまとめると以下のとおりです。
①ハピタスポイントで10,000ポイント(10,000円相当)を貯める
②ハピタスポイントから.moneyのポイントに変換 ※1倍変換(10,000円相当)
③.moneyからメトロポイントへ変換 ※1倍変換(10,000円相当)
④メトロポイントからANAマイルへポイントを変換 ※0.9倍(9,000円相当)
ソラチカルートを利用することでポイントサイトで貯めたポイントが、最終的には0.9倍のマイルに変換できるのです。飛行機にたくさん乗らないと貯まらないと思っていたマイルもポイントサイトをうまく利用することによって、貯まっていくのです。
0.9倍の変換をポイントが減って勿体ないと考える人も多くいるかもしれません。しかし、他のポイントサイトで貯めたポイント、例えば楽天ポイントやTポイントなどは0.5倍でしか変換ができません。
更に交換手数料もかかってしまうので、それに比べるとソラチカルートを利用しない方が勿体ないような気がします。
5.注意点
ソラチカルートでメトロポイントをANAマイルに移行する時の注意点があります。月ごとに決められたポイントしか移行ができないことです。移行上限はメトロポイントは20,000ポイント、つまりマイルに変換すると18,000マイルまでです。年間で216,000マイルです。
ソラチカカード一枚につき216,000マイルが限界なら、裏技として、ソラチカカードを増やすことです。家族がそれぞれ持てば、一枚につき216,000マイルまで移行できるので、上限が増えます。
しかし、ここでも一つ注意点があります。ソラチカカードには家族カードの発行ができます。年会費が1,000円(税別)ですが、家族カードではソラチカルートでのマイルへの移行は216,000マイルまです。
ソラチカルートはカードを所有者本人だけに有効なのです。よって、ソラチカルート出の移行上限を増やす目的でカードを発行するなら、家族一人一人がソラチカカードの会員にならなければなりません。
ソラチカカードの会員になるためには年会費は2,000円(税別)ですが、それでもマイル移行の上限をあげて早くマイルを貯めるには必要な手段です。
また、ソラチカカードの本会員になると、一年ごとに2,000円(税別)の年会費がかかるのと同時にボーナスマイルとして1,000マイルのプレゼントがあります。1,000マイルと2,000円は同じくらいの価値があるため、実質ゼロ円でカードが持てますよ。
家族カードの場合は、年会費が1,000円ですが、マイルプレゼントはないため、マイルを貯めるにはあまりメリットがないでしょう。
6.まとめ
陸マイラーのほとんどがソラチカカードを所有している理由がご理解いただけたでしょうか。ポイントサイトとソラチカルートをうまく利用することで誰でも大量にマイルを貯めることができるのです。
飛行機に乗らないから、電車も使わないから、という人もマイルを貯めて、タダ同然で海外旅行をしてみてはいかがでしょうか。
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