日本の航空会社であるANAには、利用する方向けの会員性が存在します。それには上級会員と一般会員に分かれます。その中でもVIPで憧れを持つのが、プレミアムメンバーです。
ただ、一口にプレミアムメンバーと言っても様々な種類が存在します。今回はそのプレミアム会員にどうすればなれるのか、また、そのステータスまでいったらどんな待遇を受けることが出来るのかをご紹介して、一般会員との徹底比較をします!
目次
上級会員種類
まず、ANAのプレミアムメンバーには大きく3段階に分かれます。その3種類が、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドです。
条件次第では、その中でもステータスが上がっていくと、恩恵も大きいので、よくANAを利用する人にとっては大変メリットのある制度です!
では、プレミアムメンバーのご紹介をする前にまずは一般会員であればどのような恩恵を受けることが出来るのかをご説明しましょう。
・入会時・継続時にボーンスマイル1000マイル
・海外旅行・国内航空傷害保険が1000万円
・空港にある免税店を利用5%OFFになります。
大きくこの3つ一般会員の方が受けることの出来る恩恵です。では、プレミアムメンバーはどうなのか?ひとつずつ見ていきましょう!
ブロンズ会員(特典や到達に必要なプレミアムポイント等)
まずは、プレミアムメンバーの中でも一番ステータスの低いブロンズ会員。憧れのプレミアムメンバーになるための最低ラインです。少なくともこのランクまではいきたいものですよね。
ではまずブロンズ会員になるためにはどれだけのプレミアムポイントが必要なのでしょうか?それは、1月から12月の間に合計30,000ポイントを獲得することです。
ただし、マイルではなくプレミアムポイントなのでここだけ注意が必要です。プレミアムポイントに関しては後程ご説明します。この数字だけを見る限りだと、高そうなハードルに見えますよね?出張や旅行などで飛行機をよく利用したりすれば、難しい数字ではありません。ただもちろん、飛行機に全く乗らないとかであれば難しいかもしれませんが。
次に、ブロンズ会員になった時のメリットは以下の通りです。
プレミアムメンバー専用サービスデスク
マイルを使うと専用ラウンジが使える
座席クラスのアップグレード
国内線座席指定の優先
予約時の空席待ちの優先予約
プレミアムエコノミーチェックインカウンターが使える
国際線搭乗の際手荷物許容量が増える
空港での空席待ち優先案内
香港国際空港で優先レーンが使える
アップグレードポイントがもらえる
40~50%のフライトボーナスマイルがもらえる
ANAゴールドカード・ANAカードプレミアム継続時に2,000マイル加算される
ANA SKYコインへの交換倍率が1.7倍にアップする
アップグレードポイントをANA SKYコインにできる
プレミアムメンバー限定ANAセレクションが楽しめる
一気に挙げましたが、ブロンズ会員になるだけでこれだけ一般会員と違いが出てきます。項目としてはたくさんあるのですが正直実用的なものがあまりありません。次のプラチナと比べてしまうとあまりメリットが無いのかなと思ってしまいます。
プラチナ会員(同上)
次にプラチナ会員です。まずこのグレードまで到達するには、先ほどもあったプレミアムポイントを1年間で合計50,000ポイント以上が必要になってきます。ブロンズ会員との差は20000ポイントなので、当然少しハードルが高くなってきました。
そしてプラチナ会員になった時のメリットです。当然、ブロンズ会員で受けられる恩恵はプラチナ会員でも受けることが出来るので、そこは省きます。空席があれば追加料金なしでアップグレード可能になり、出国内線予約を2週間先行できる
国際線特典航空券を優先予約できる
優先チェックインカウンターが使える
手荷物優先受け取り
専用保安検査場が使える
優先搭乗できる
(成田空港)提携駐車場を優待料金で使える
(羽田空港)第3駐車場の優先予約
90〜105%のボーナスマイル付与
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの優待
(80,000ポイント以上のみ)ANA SUITE LOUNGE利用券3枚
ライフスタイルマガジン『ana‐lounge』が届く
カレンダー・デスクダイアリーが届く
全然違いますよね。飛行機に乗る際によく「優先搭乗」という言葉を耳にしますが、ANAであれば、このプラチナ会員から利用することが出来ます。
ダイヤモンド会員(同上)
そして最後に、プレミアムメンバーの中でも一番グレードの高いダイヤモンド会員についてご説明していきます。お馴染みとなってきたプレミアムポイントを年間で合計100,000ポイントをためる必要があります。もうここまで来ると、海外出張が多い人くらいでないと難しい領域ですが。
そんなダイヤモンド会員になった際のメリットをご紹介していきます。これに関しても。他のグレードの特典は受けることが出来るので、ダイヤモンド会員でしか受けることの出来ない特典をご紹介していきます。
(羽田・成田) )ANA SUITE LOUNGEで専用コンシュルジュがつく
特典航空券の優先予約ができる
国際線手数料が免除される
115〜130%のボーナスマイル付与される
マイル有効期限が延長になる
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンが10%割引
オリジナルネームタグがプレゼントされる
(15万ポイント以上)特別仕様ネームタグ
7つのコースから選べる特典
もう凄いとしか言いようがありませんね。ANA SUITE LOUNGEでの専用コンシェルジェは正にVIP待遇です。因みに7つのコースから選べる特典ですが、毎年回ってきます。例えば2016年であれば、ミシュランで星を獲得したレストランへの招待などがあります。
また上級会員のサービスと同じサービスを受ける方法があります。
上級会員なる為に必要なプレミアムポイント(以後PP)とはなんなのか
では、先ほどから当たり前のように使っている「プレミアムポイント」この説明をしていきます。まず大前提として、このポイントを貯めない限りは目指すべきプレミアムメンバーになる資格を得られません。そしてただのマイルではないことも覚えておいてくださいね。
次に計算方法についてご説明します。これを知っているのと知らないのとでは、目指すポイント数をあとどれくらい必要なのかが分からなくなってしまいます。
『A×B×C+D=獲得ポイント』
この方程式に以下のものを当てはめていったものがポイントとなります。
A:区間マイル
B:運賃別による積算比率
C:国内線は2。中国方面国際線は1.5でその他国際線は1.0
D:利用運賃種別により、0から800(キャンペーン)のポイントが追加で加算
ANA航空便については下記のサイトから計算することが出来ます。
マイルとPPの違いは
よく混ざってしまうこの2つの違い。簡単にご説明します。とてもシンプルです。何が違うのか貯め方が違います。まず有名なマイルを貯める方法としては、ANAの場合、自社便に乗るかスターアライアンス加盟社便に乗ること。また、買い物する際にクレジット決済を行うの2択に分かれます。
これがマイルの貯め方です。次にプレミアムポイントについてですが、これは非常にシンプル。ANAの飛行機に乗るだけです。
また、マイルは航空券などに交換することが出来ますが、プレミアムポイントはステータスを得るための材料だと思ってください。
まとめ
ここまで一気にご紹介してきましたが、ANAプレミアムメンバーについて少しはご理解頂けたかなと思います。それらのステータスを獲得するためには、まずマイルとは異なったプレミアムポイントを一年間に一定以上獲得する必要があります。
そこまで達することが出来れば、素晴らしい恩恵を受けることが可能です。一年間で高いポイントを獲得するのは大変だと思いますが、ANAであれば、27社が加盟するスターアライアンスグループに乗ってもプラチナなら50000ポイントのうち、25000ポイントまで獲得することが可能ですので、まずはブロンズ会員目指して頑張ってくださいね!
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