前回絶望的だった北京空港での乗り継ぎ、なんと奇跡的に搭乗予定の便も遅延で残っていた。変更予定の時刻までは40分あり、十分に間に合う時間であった。喜び急ぎ向かった搭乗ゲート、そして喜びから4時間が経過したのであった。
北京空港で軟禁状態
予定変更時刻は21:10分、現在時刻は24:20になろうかという時刻である。外は今も強い雨が降っている
外の状態を考えるとまだまだ飛べる状況では無いのかもしれない。
北京空港に到着したのが20:30位だったのでかれこれ4時間近くこの状態である。果たして間に合ったのは正解だったのだろうか?
間に合わなくて翌日の便にしてもらえば、ホテルが準備される事を考えると、どっちが良かったのかは正直分からなくなってきていた。
もしも羽田を定時に飛んでいたとしたら北京到着は17:30位である、つまり定時通りに北京空港に到着していたら現時点で北京空港に7時間程滞在してたはずである。
いつコールがあるかが分からない状態で、ただでさえ苦手な英語のアナウンスを聞き逃さないように注意深くなっている状態で7時間はさすがに辛いものがある。
羽田ならボーっとしててもそうそう聞き逃す事なんてないので羽田で遅延したのは正解だったのかもしれない。そうこれで良かったのである。
いや、全然よくねーから!
まさか2連チャンでこんな目に合わせやがって、ふざけるなよエアチャイナ!当初の予定の羽田出発時刻からすでに10時間以上たっててまだバンコクにすら着いてねーぞ!
そして一番の問題は電光掲示板が出発時刻の21:10の表記のまま全く変わってないせいで不安になってちょこちょこ出発ゲートまで見に行ってしまう事。
中国だから置いていかれてもおかしくないという変な先入観があるせいで気が気じゃない。。せめて表記だけでも更新して欲しいところです。4時間アナウンスさえ全く無しです。
真夜中の北京空港
気付けば25時過ぎもうすぐ5時間が経過しようかという時、ようやくアナウンスが流れました。長く待ちすぎて溶けてグダグダになった身体を起こし、身体を解しながら周りを見ると、遅延で待ってる人達を受け入れて満席に近かった、エアチャイナのラウンジも半分程に減っていました。
そりゃ25時を回って、良い子は寝る時間ですもんね!私も早くホテルでゆっくり寝たいですよ!
というかこの時間だとバンコクに着くのは早朝になるんでせっかく取ったホテルが一泊分完全に無駄になったよ!
不満を貯めつつ出発ゲートへと向かいます。途中夜中のせいか通路の照明が大分落とされており結構暗くて怖い、途中誰にも会わなかったけど大丈夫だよね?と心配しつつ搭乗ゲートに着くとどこに隠れていたのか、沢山の人が並んでいました。
手前のビジネスのカウンターはガラガラだったのでオープンになって一番乗りで搭乗する事が出来ました。
CA979 B737-800ビジネスクラス
搭乗したのは前回同様B737-800です。A330-200と比べると若干席は狭いですが、ビジネスクラスとしては標準的な広さだと思います。
隣の席は誰も座っていません、ビジネスクラスは全体で3割程の搭乗率でガラガラでした。羽田―北京間も前回よりも少なかったですが、北京―バンコク間はさらに少なくなっていました。当然日本人は1人も座っていませんでした。
着席するとCAさんがすぐにきてドリンクを聞きにきました。当然私はシャンパン(スパークリングワイン)を注文、友人は疲れていたのか、水を頼みました。
さっさと出発して欲しい所なのですが、一向に出発する気配がありません。。結局30分ちょっと経ってからようやく動き始めました。その間2人とも気付けば寝ていて、CAさんのシートベルト確認で出発した事に気付きました。
現在時刻は2時過ぎ、バンコクに着くころには朝になっているでしょう。いつも乗っている直行便なら、夕方の6時くらいには着いているのにどうしてっこうなった。。。
何回も旅をしてて遅延とは殆ど無縁だったんだけどなぁ。。
エアチャイナビジネスクラスの食事
飛び立ってしばらくしたら、夕食が運ばれてきます。現在27時ですので夜食と言えるような時間ですがね。
夜中という事で照明を落としており、薄暗い中での食事となりました。カメラで撮影したらオート設定になっていたため、フラッシュが炊かれてビックリした位です。
味の方は半分寝ていたので美味しかったかどうか、さっぱり覚えていませんでした。。機内の記憶が殆ど無いので8割は寝ていたと思います。
スワンナプーム空港に到着
現地時間、午前6時過ぎにようやく、スワンナプーム空港に到着しました。
飛行機を降りると外はすでに明るくなっています。正直ここまで遅くなるとは思っていませんでした。。羽田空港に着いたのが正午、日本時間だと現在は午前8時を過ぎていたので羽田空港に着いてからスワンナプーム空港に着くまで実に20時間程かかった計算になります。
ふざけんじゃねーよ!ヨーロッパでも行けるじゃねーか!どんだけかかってるんだよ!
早朝のスワンナプーム空港はガラガラかと思いきや結構な人で賑わっていました。荷物の受け取り場に着くと、すぐに荷物が出始めます。
ビジネスクラスの恩恵で3番目に荷物が出てきたのでさっさとピックアップして外を目指します。今回本当にビジネスクラスで良かったです。エコノミーだったら、ただでさえ時間食ったのにここでも待たされることになったでしょう。
外に出ると相変わらずの送迎の迎えの人たちが大量にいました。日中と変わらない位の混雑っぷりです。さすが24時間動いている空港です。
SIM売り場も相変わらずの混雑っぷりです。今回SIMは事前に購入していたので並ぶ必要も無くスルーする事が出来ました。
ただ問題は到着が6時間以上遅れてしまったので、チャーターを頼んでいたのですがどう考えても帰ってしまっているはずです。。
とりあえず今回頼んでいたオールパタヤに連絡を入れます。そしてらなんと
まだ空港にいるとのこと!
6時間以上遅れてたのにいるって嬉しいのは当然ですが、それ以上に
申し訳なさでいっぱいです、土下座ものですよ、ほんと
待ち合わせ場所に向かって5分程で無事合流する事が出来ました。オールパタヤではチップは渡さなくて良いのですが、これは渡さないわけにはいきません。
外に出ると完全に朝になっています、そして相変わらずタイは暑さです。ジメっとしてムワっとする感じ。
現在時刻は7時過ぎ、ちゃっちゃと車に乗り込み、バンコクのホテルを目指します。
バンコクのホテルに到着
長かったバンコクへの旅もようやく、目的地に到着する事が出来ました。
前回も利用しているホテルだったのでホテルの人も覚えていてくれたようで、遅かったじゃないかと声を掛けてくれました。遅延で大変だったよ~って愚痴っていたら
お疲れさん!とりあえずドリンクでも飲んで休め!
と、労ってくれました。この感じが実にタイのフレンドリーさを表していました。やっぱりタイが好きです。
そしてようやくホテルの部屋に到着する事が出来ました。部屋の時計を確認するとタイ時間で8時になっていました。これで寝れる。。いやここで寝たらきっと夕方まで起きない、ただでさえ今回は時間が少ないので無駄には出来ません。
正直グッタリしていましたし、ベッドに飛び込みたいのをグッと抑えて外出の準備を始めます。
まとめ
4か月ぶりのタイへの旅行は波乱に満ちたスタートとなってしまいました。家を出たのが10時半だったので現地時間は8時ですが日本時間だと10時です。
つまり家を出てから現地のホテルに着くまで
24時間近くかかってるじゃねーかYO
そりゃグッタリになるわな、仕事上がりで寝ずにそのまま出発しているわけですしね、飛行機でも爆睡するわけだ。
本当に思います。
ビジネスクラスで良かった。。
と
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