管理人のエドです。
御徒町の蛇料理屋さんの文久堂さんに行ってみました。本当は上野にあった救命堂本舗蛇店さんに行きたかったのですが、食べログ等に閉店しているという情報を見て他に食べれる場所が無いか探した結果こちらのお店に行きつきました。
上野にある蛇料理“文久堂”
場所は御徒町の駅を出て数分のところにあり正確な場所はこちらになります。
地元の駅から電車に揺られること20数分で御徒町に到着、上野には何度も降りた事があったのですが御徒町に降りたのは初めてでした。
御徒町の駅を出てすぐ目の前には
ユニクロのビルがあります。ここは観光客が多いのか外から見える電光掲示板には英語と中国語の表記がされていたのが印象的でした。作りも海外で見かけるような新しい作りになっていました。
春日通りをメトロ線の御徒町駅に向かって歩いていきます。時間にして数分でしょうか、歩いている人を見ていると平日昼間なのでサラリーマンは外国人観光客、とくに中国人の方が多かったです。
たぬき小路の入口の角に目的のお店がありました。
文久堂さんは昔ながら店構え
店頭のディスプレイには色々な漢方や、健康食品が並んでいます。パッと見、料理屋さんというよりも薬局という感じです。
横の小路に入る方にお店に入る扉があります。昔から蛇料理を扱ってるそうで、お店もかなり雰囲気があります。若干入るのを躊躇してしまいそうです。
この中に蛇は入っているのでしょうか?黒と黄色の特定動物取扱いステッカーが貼られています。スズメバチ等のミューラー型擬態と言われるこのシマシマ模様に訳もなくドキドキしてしまいました。
お店に入ると左側が薬局で右半分が食堂になっていました。薬局では色んな漢方を扱っているほか、ここのお店独自のマムシの粉末も扱っていました。遠くからわざわざ取り寄せている方もいるんだそうです。
食堂に入ると白衣を着た料理人(?)の方が出迎えてくれました。ここのお店の薬剤師さんでもあるそうなので白衣を着てるんだとか
文久堂の蛇料理の値段
壁には青い張り紙でメニュー表が貼られています。至近距離で撮っていなかったので、拡大して見て下さい。
上から
縞蛇(シマヘビ) 6000円(料理付)
蝮(マムシ) 6000円(料理付)
波布(ハブ) 7000円(料理付)
となっています、血液のみだと-500円ですので料理のお値段は500円ということでしょうか?丸ごと使うので料理しようがしまいが蛇の身は捨ててしまうそうなので単純に料理を作る手間賃なのでしょうね。
血が5500円で料理が500円と考えると料理がやたら安いと感じてしまうのは私だけでしょうか?
オススメを聞いたところ、今の時期なら波布がいいそうなので7000円の波布をお願いしました。
波布なんて見るのは昔沖縄でみた波布とマングースのショーで見た時以来です、あれも今じゃ色々問題になって無くなったそうですね。
蛇料理の調理方法
この箱の中に蛇がいるそうで鉄製の細いトングなような物で器用に蛇の頭を捕まえて取り出しました。型は波布ということで思ってたよりも小さかったです。
頭と片鋏のようなものでキュってして殺したあとクリップで留めてボールの冷水へ、そして釣るして血管を傷つけないように上手に腹を裂きグラスに血を注いでいました。
いざ蛇料理を食す
そして出てきたのはこちら、赤いグラスに入っているのが蛇の血液になります。このお店では飲みやすいように赤ワインで割っていました。隣はただの水です。
味としてはほぼ赤ワインでえぐ味はほとんど無く普通に飲め、量的にもショットグラスサイズなのでひと口で飲めます。飲んだ後は蛇の血のせいかワインのせいか分かりませんが少し全身がカッとなりました。
残った身は左側に写っている鉄のまな板?のようなもので叩いて徹底的にミンチにしていました。蛇は骨がすごく多いので骨ごと砕いてハンバーグ状にして食べやすくしてるんだそうです。
蛇のミンチと小麦粉?片栗粉?を混ぜ合わせ、コネコネ。本当にハンバーグが出来上がり、それをフライパンで付け合わせの野菜と共に焼いています。
出来上がりがこちら。
普通に定食屋さんに出てきそうな感じになりました。その辺の定食屋で出てきても違和感なさそうです。
タレは甘めの焼肉定食なんかで使われているような感じで、ご飯が欲しかったです。身はもっとお肉っぽいかと思ったのですが、どっちかというとモチモチしててお餅っぽい触感でした。
食後に隣の漢方屋さんへ
食べ終わった後、隣というか併設している漢方の方ものぞかせてもらってここでしか買えない、マムシの粉末を購入してみました。このマムシの粉末、1つ1つ手作業で瓶詰めをしているようで、わざわざ遠方から取り寄せる方も多く、手間がかかるけど止めるに辞められるとおっしゃっていました。
そんなに効くのでしょうか?ちなみに味の方は激ニガでいつまでも口に残る感じです。良薬は口に苦しってやつでしょうか。。
他にも色々な漢方があるのですが、どれが良いのかさっぱり分かりません、主に精力減退や、滋養増強になるものが置いてありました。
あとハブ酒もいくつか置いてありましたので身体の疲れが気になる方等は一度相談してみるのもありかもしれませんね。
7000円と考えるとなかなか手が出ませんが、上野周辺が遊郭だった頃は何十件とあった蛇料理屋も今じゃここくらいしか食べれません。良い話のネタになるかと思いますので1度くらい訪れて見て下さい。
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