こんばんはエドです。巷で話題のSPGアメックスカード(スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード)について調べてみました。
ただ単純にカード紹介をしているサイトはたくさんあるのでマイナス点について重点的に調べてみました。
目次
SPGアメックスの基本情報
SPGアメックスカードとは?
SPGアメックスカードとは、スターウッドグループに属しているホテルを利用する際に、様々な特典を受けることができるクレジットカードです。さらにSPGアメックスカードを使い決済すると、SPGのスターポイントを貯めることができます。
そしてこの貯めたポイントをマイルに還元することができます。還元率は1.25%(ボーナス分含む)、さらにこのポイントをANAやJALのどちらにも移行することができます。そのため、陸マイラーにも人気のあるクレジットカードです。
スターウッドグループとは?
スターウッド・ホテル&リゾートは、合計10のホテルブランドで構成されている大型ホテルチェーン。所属しているホテルは「シェラトン」「ウェスティン」「セントレジス」「ラグジュアリーコレクション」など、日本でも各地にあり、高級ホテルに属するブランドも多数含まれています。
SPGアメックスカードのメリット
メリット1
高還元率でマイルに変換でき、さらにANAやJALを含む30社以上の航空会社のマイルに交換することができる。
通常の還元率は、1:1 ですが、20000ポイントをまとめて交換すると、 5000ポイントついてきます。そのため1.25という高い還元率でマイルにすることができます。また、大手のほとんど全ての航空会社のマイルに交換できるという、数少ないカードと言えます。
メリット2
すぐにスターウッドゴールド会員になれる
このSPGアメックスカードを申し込むと同時に、SPGゴールド会員になれます。もともとスターウッドのゴールド会員になるには、ハードルがとても高く、「スターウッド系列のホテルに年間10回以上、合計25泊以上しなければならない」という条件をクリアする必要がありますが、このSPGアメックスカードを申請すれば、それだけでゴールド会員になれるという、とてもお得なカードです。
スターウッドゴールド会員には、下記の特典があります。
- 部屋の無料アップグレード
- レイトチェックアウト
- ボーナススターポイント、室内インターネット無料、ドリンクサービスの3つのサービスの1つを受けられる。
- ホテルの利用料金1$につき、3スターポイントを貯められる
メリット3
同時に「マリオット」「リッツカールトン」のゴールド会員になれる
これは,2016年9月に開始されたサービスです。スターウッドグループとマリオットグループが合併したことにより、SPGゴールド会員は、同時に、「マリオットゴールド会員」「リッツカールトンゴールド会員」になれるという画期的ものです。
マリオット・リッツカールトンのゴールド会員の特典
- 部屋の無料アップグレード
- レイトチェックアウト
- 客室内インターネット無料アクセス
- 宿泊時のポイントが25%
- ホテルのラウンジ利用・さらに朝食無料(2名分)
もともとマリオットゴールド会員やリッツカールトンゴールド会員になるには、高いハードル(年間50泊など)を超えなければなりませんが、SPGアメックスカードを持てば、このステータスを同時に入手することができます。ラウンジが利用できたり、無料で朝食が付くなどマリオットゴールド会員には、特典が多数あります。
メッリト4
毎年一泊無料宿泊券
毎年SPGグループのホテルに無料で泊まることができます。利用できるホテルには「シェラトン」、「ウェスティン」など、日本各地にある高級ホテルリゾートが含まれています。
ホテルは、ゴールデンウィークや年末年始などは、宿泊料金がはねあがるものですが、この一泊無料のサービスは、どの時期でも空室があれば利用できます。選ぶホテルや時期によっては、10万円前後の部屋を無料で利用することができます。
SPGアメックスカードは、年会費がかかりますが、この一泊無料サービスを利用するなら、年会費を超えるメリットがあり、実質無料でこのカードを所持できます。
メリット5
アメックスカードの特典
SPGアメックスカードに付帯している特典をご紹介します。頻繁に旅行される方にとって、とてもお得なたくさんのサービスが付帯しています。
- 空港のラウンジの利用、エアポートサービス
- 航空便遅延費用補償
- 手荷物無料宅配サービス
- 最高1億円の旅行障害保険が付帯
SPGアメックスのデメリット
ここまではどこのサイトにも書いてある情報なので何が欠点が無いか粗探しをしていきます。
デメリット1 家族会員にはSPGゴールドの特典が付かないのに高額
家族会員の年会費(1万5500円+税)が高額であるにもかかわらずに受けられない特典がある。
いつでも利用できる「無料宿泊」および 「無料フライト」特典
午後4時までのレイト・チェックアウト
上級会員専用の カスタマーサービス直通電話
チェックイン時の空室状況に応じた より良い部屋へのアップグレード
チェックイン時のウェルカムギフト
上記の特典は本会員のみに付与され、家族会員では利用する事が出来ない。特にレイトチェックアウトが使えないのは家族会員としてカードを持つ利点が薄れる。このクラスの年会費を払うなら普通は家族会員は無料な事も多いのでその点もマイナスである。
SPGアメックスについている付帯サービスはほとんどがアメックスブランドのサービスになっていて、SPGアメックスについている独自のサービスはSPGゴールドのサービスのみになり、家族会員がメリットを享受することは難しいです。
デメリット2 無料宿泊であるが素泊まりで食事が付かない
SPG特典として食事が対象のレストランで15%OFFになる特典があります。
折角高級ホテルに泊まるのだから食事もホテルでもなんて言ってディナーでも食べようものなら家族で15%OFFだとしても数万とかかかります。特にカテゴリ6を狙う事が多いので高級であればあるほどレストランの金額が大きくなります。
朝食だけつけても1人3~4000円しますので注意が必要です。スターポイントを使って合併したマリオットに宿泊した場合には朝食が付きます。
デメリット3 付帯する保険が1万程度のクレジットカードと同程度
SPGアメックスは死亡・後遺障害は1億円と高額になっていますが重要な傷害治療費用や携行品損害は他ブランドのゴールドカードと同程度になっています。付帯保険については下記ページに詳しく書いてあります。
例として三井住友visaゴールドカードと比較してみます。
三井住友VISAゴールドカード
年会費 10800円
傷害死亡・後遺障害 1000万円(5000万円)
傷害治療費用(1事故の限度額)300万円
疾病治療費用(1疾病の限度額)300万円
賠償責任(1事故の限度額)5,000万円
携行品損害[自己負担:1事故3,000円](1旅行中かつ1年間の限度額)50万円
救援者費用(1年間の限度額)500万円
SPGアメックス
年会費 33480円
傷害死亡・後遺障害 5000万(1億円)
傷害治療費用(1事故の限度額)200万円(300万円)
疾病治療費用(1疾病の限度額)200万円(300万円)
賠償責任(1事故の限度額)4,000万円
携行品損害(1旅行中かつ1年間の限度額)50万円
救援者費用(1年間の限度額)300万円(400万円)
※()は利用付帯の場合になります。
見て分かる通り死亡後遺症以外の部分に関しては利用付帯にしてやっと並べる程度、それでもちょっと足りませんが。。
このことから単純に付帯保険だけ考えるなら他のもっと安いカードの方を持つほうが安上がりと言えます。
デメリット4 スターポイントを貯める為のモールが無い。
たいていのクレジットカード会社には提携のポイントモールがあって、利用するとポイントが貯められるようになっています。しかしスターポイントには直接ポイントを貯める為のモールが存在しません。現状直接貯める事が出来るのはSPG系列のホテルかUberでしか貯める事が出来ません。
またダイナースやプロバーアメックスのリワードポイントをスターポイントに移行する事も可能ですが、等倍では無く半分から三分の一程度まで減ってしまいますのでこちらはオススメ出来ません。
デメリット5 マリオットグループに買収されたせいで今後どうなるか分からない。
自分の中の最大のデメリットというか問題点としてSPGグループがマリオット社に買収されたせいで今後SPGカードがどうなるかが分からないという事です。現時点で公式にどうするのか発表されたわけでは無いのですが、現状SPGグループのブランドはそのまま維持されている状態です。
ですが、マリオット公式には2019年までにマリオットグループに統合される事が決まっており、リッツカールトンのようにSPGブランドとして残るかと言われれば多分それは無いと思います。
リッツカールトンはリッツカールトンというブランドに価値があったから残ったわけでSPGブランド自体にはリッツカールトン並みのブランド力は無いはずです。
それに現状SPGゴールド会員としてマリオットとステータスマッチングでマリオットのゴールド会員にもなる事が出来ているのは異常な状況といえます。本来であればマリオットシルバーが妥当だと思います。
何故ならSPGゴールドにはラウンジや朝食のサービスが無いからです。それらのサービスがあるのはプラチナ会員になる必要があります。なので現状のサービスを考えるとシルバー会員が妥当だと思われ、現状のおかしな状況をいつまでもマリオット社が放置するとも思えません。
SPGブランドが消滅と共にSPGAMEXが消える可能性も十分にあると思います。
まとめ
三行まとめ
・ホテル版ソラチカカードと言えるSPGカード、SPGゴールド会員特典はかなり魅力あり。
・ただし、家族カードを発行する場合は別のカードを発行するべし。
・SPG以外の特典はアメックスの特典なので自分の使い方に合っているかよく吟味してからじゃないと無駄になる。
感想
今回長々と粗探しをしていましたが、感想としてはSPGグループのホテルに泊まるならかなり絶大なメリットがあります。
しかし使わない、忙しくて使えない場合には正直他にもっと安いカードで選択肢はあるので旅行頻度等、自分の状況と照らし合わせてから入会するほうがいいです。アメックスのサービスに書いてあるものの中で使えるものはそんなに多くないように感じますので。
とはいえ魅力的なカードなのは確かなのでエドは喪が明けたら取ろうかと本気で悩んでいます、その時までに紹介キャンペーンが終わってないといいなあ(´・ω・`)
※ついにSPGAMEXを発行してしまいした。。
はじめまして。
今年から陸マイラーデビューしました。
SPGカード良いですよね。
初年度年会費無料なら即入会なんですが(笑)
ヨシキ様おはようございます。陸マイラーデビューおめでとうございます!
私も去年の10月末にデビューしたばっかの新人ですよ。
1回きりのお得な案件がたくさんあるんでバンバン稼いじゃってください。
私もSPG欲しいんですがやはり年会費が高くてなかなか踏ん切りがつかないですね。。
なので今回の記事は妬みも含めた入会しなくて良い理由探しでした(笑)